スッポン卵について

About soft-shelled turtle eggs

「細胞からの健康」というテーマに対して、自然な素材が秘める力を届けたい

スッポンと聞くと日本の人は最近でこそコラーゲン=美容というイメージを持ち始めましたが、以前は男性の精力剤のようにとらえられていました。しかし中華圏の方々はスッポンが体のさまざまなところに良い影響を与えていく食べ物ということを知っています。ですから日本にいるよりもはるかに多くのスッポンの料理を目にすることがあります。その中華圏の人々でさえ、ほとんどの方が『スッポン卵』については見たことも食べたこともないというほど貴重なもので、そのイメージだけで“なんだかすごそう”“食べてみたい”と思ってもらえる食材なのです。

なぜ一般市場で出回らないのか?それはほとんどが孵化させるために使われるからです。私達の契約養殖場は台湾にあります。比較的卵を産みやすい環境にありますが、それでも年間1匹あたり40~50個ほどの卵しか産みません。ほぼ毎日生む鶏の卵と比べると9分の1程度しか生まないのです。ですからほとんどが孵化用に使われてしまうのです。

スッポン卵の不思議さに着目しました

スッポン卵は産み落とされてからたったの45日で孵化します。直径が2,3㎝の卵の中で、ものすごいスピードで生命が形作られていくのです。その生命の神秘ともいうべき卵をそのまま活かした健康食品を作りたいと研究しています。しかも単なる卵ではなく、3億年生命をつないできたスッポンの卵です。姿かたちを変えることなく3億年という途方もないほど長い期間、種を保存してこられたシステムが卵に備わっているはずなのです。そういう不思議さに着目し私達は研究をスタートさせたのです。

スッポン卵

殻の中には大きな黄身が詰まっています

スッポン卵

黄身を持ち上げてみると、その濃厚さがわかります

スッポン卵の不思議さはこんなところにも現れています。

スッポン卵(左)うずらの卵(右)を同時に3分間加熱した実験動画(10倍速再生)

有精卵を使用 ― 命を生むものと、生まないものとの違い

生命の不思議さに着目しているので、私達は有精卵を使っています。タンパク質・ミネラル、脂質のように栄養素で比較してしまうと、有精卵も無精卵もあまり違いがないと言われています。しかし、私達は開発当初から命を生むものとそうでないものでは、今の科学では分からない何らかの違いがあるのではないかという発想のもと、有精卵にこだわってきました。
近年、鶏の卵の有精卵と無精卵を比較すると、有精卵は筋肉を作る作用が強いのではないかということも言われ始めています。スッポン卵でも、私達の関わった試験ではありませんが、有精卵と無精卵では免疫細胞の働きが違うということが発表されています。将来すごい発見が出てくるかもしれません。

有精卵と無精卵をどう見分けるのかといいますと、有精卵には気泡ができ、無精卵にはできません。私達のロゴマーク  の左上にある白い〇はこの気泡を表しており、“有精卵を使っています”という意味なのです。

スッポン卵の加工の難しさ「生卵に極めて近い状態をキープする」

スッポン卵を加工するときに一番気を使うところ、それは菌の問題です。スッポンは、砂の中に卵を産むため、卵の殻には菌が付着しています。熱をかけて殺菌してしまえば簡単なことなのですが、それだけの熱をかけると卵の中の栄養素が壊れてしまいます。私達は熱を殆どかけずに菌を除去し、なおかつ卵の中の栄養素を維持、生卵の状態に近い状態を保ちながら加工しています。そうすることで、卵の中の栄養素を損なわないだけでなく、スッポンの卵が本来持っている機能を維持することができるのです。

イメージだけでないスッポン卵の凄さ

私達がこのスッポン卵を健康食品として商品化しようと考えたのは、その体感力の凄さからでした。弊社の創業者もその一人、加齢による若いころとの違いを感じ、「老化」を意識していた時にスッポン卵と出会い、「なんだか凄いかも!」と実感したそうです。
身近の人たちの反応も良かったので、これを健康食品として作ってみようとなりました。そして驚くことに、その後すぐに全国各地から素晴らしい体験談がたくさん集まってくるようになったのです。

中国の漢方や薬膳は伝統医学で経験的なものしかなく非科学的だという人もいます。スッポン卵もその時点では、一般的な成分分析くらいしかなく、経験則で説明する事しかできませんでした。この経験的な効果をどうにか科学的に証明できないだろうか?そこが私たちのスタートでした。