研究・開発
Research and Development
私達の若々しい健康に大切な役割を果たす“栄養の働き”や“食品の持つ機能性”を
科学的根拠に基づいて健康食品の開発・製造に携わっています。
大学の研究機関などと提携して進めてきたスッポンの卵に関する実験結果をご紹介します。
実験1(糖尿病)
研究実験:宇都宮大学農学部
実験: 重度の糖尿病ラットにスッポンの卵添加食、無臭ニンニク添加食、通常食をそれぞれ与え、延命効果を観察しました。
実験結果
上の表を見ておわかり頂けるように、通常食のラットは9日目までに1頭を除き、全て死亡してしまったのに対し、スッポンの卵添加食ではほとんどのラットが生存し、1頭のみが死亡したにすぎません。無臭ニンニク添加食ではその中間の結果となりました。
また、スッポンの卵を与えていたラットは通常食と比較して、食事の量、体重の減少もみられず、虚弱度合いも低い傾向が観察されました。
実験2(血液粘度)
スッポンの卵粉末、ニンニク粉末混合食長期給餌が血漿の粘度に及ぼす影響(研究実験:宇都宮大学農学部)
実験: 2年間にわたり対照食を与えた群(6匹)、および1%のスッポンの卵粉末とその半量(0.5%)のニンニク粉末を含む食餌を与えた群(7匹)から、頚動脈採血をおこない、その粘度を測定しました。
実験結果
図に示すように、長期間スッポンの卵粉末およびニンニク粉末を摂取した老齢ラットでは、対照のものに比べて18%程度低いという結果がでました。
これまで血液の粘度は、赤血球などの血球成分の動態から説明される事が多かったのですが、本実験の結果は、血漿そのものの粘度が著しく変化しているのが興味深いといえます。以上の結果はスッポンの卵粉末とニンニク粉末の摂取は、血栓系の疾患、高血圧症や動脈硬化に関連する様々な疾患に期待できることを示唆しているといえます。
実験3(コレステロール)
スッポンの卵粉末と通常食他によるコレステロールの違い (研究実験:武蔵野大学薬学部)
実験: 生後3ヶ月のラットを通常食、通常食に鶏の卵を1%含有した食餌、通常食にスッポンの卵を1%含有した食餌という3つの群に分けて飼育し、3ヶ月後のコレステロール値を計測しました。
実験結果
卵はコレステロール値が高い、上げるなどという話を耳にしますが、本当のところは図が示すようにコレステロール値の高い食品ではありません。なぜならば、卵自体にコレステロール値を下げる成分が含まれているからです。中でもスッポンの卵は特に多いといわれています。 この実験結果からもスッポンの卵粉末における「総コレステロール値」は他の餌に比べとても低く「善玉コレステロール」は一番多く、「悪玉コレステロール」は少ないという結果がでました。逆に総コレステロール値が高く悪玉コレステロールも多い「鶏の卵」に比べると、いかに「スッポンの卵」が理想的な食材であるということが、この実験結果からも確認出来ます。
コレステロールについて
コレステロールについては誤解されている部分が多いのですが、コレステロールはすべて悪者ではなく、リン脂質とともに細胞膜の重要な構成成分です。また、食物中のコレステロールが直接、血液中のコレステロールに影響を及ぼす事は稀です。以前は「体に悪いもの」という印象があったのですが、最近の栄養学では、コレステロールとは、脂質の一種の有利脂肪酸で、細胞膜胆汁酸、各種ホルモン、ビタミンDの前駆体の原料となり、健康な体を維持するには無くてはならないものです。食事からも摂取されますが、それよりはるかに多い量が肝臓と小腸で合成されています。HDLは善玉、LDL は悪玉という常識ができていますが、本来、善玉も悪玉もなく、両方が必要不可欠であり摂取量のバランスが重要なのです。
実験4(肌質調査)
スッポン卵製品継続摂取における肌質及び体内に及ぼす影響 (研究実験:㈱ヒューマR&D)
実験: 40歳代の女性を対象にスッポン卵製品を5粒摂取群と10粒摂取群にわけ8週間継続摂取させ肌質に与える影響を調査しました。
実験結果
スッポン卵製品の摂取前後で水分含量にかなり明確な変化が見られており、しかも5粒摂取群に比較して10粒摂取群の方が変化が大きいように思われます。このような結果を見ると、スッポン卵製品は肌の状態に良い効果をもたらしていると考えて良さそうである。という調査結果がでました。
また、被験者らによる「肌状態の変化(アンケート)」においても摂取開始時と終了時の変化が大きく見られ、肌状態の改善を示唆する結果が得られています。
※これらの実験に使用している卵はすべて殻ごと粉末にしています。